みなさんこんにちわ、じゃくまるです。
今回も意味もなく自分なりに考えたことを書いていきたいと思います。
需要ないとアクセス数伸びないんですけどね(’’
というわけで、今回はなぜファンタジー小説には近世の設定が多いかという件です。
まぁ正確には、『現在の日本のファンタジー小説における世界観』というのが正しいわけなのですが……。
今回は以下の内容でやっていきたいと思います。
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世界観を想像しやすい
これは単純明快です。
もっとも現代に近く、もっともファンタジーに近い世界が近世だからです。
十字軍などのはるか昔の騎士団の流れを脈々と受け継いできた国々がまだ存在していた時代です。
しかも、第一次大戦まで! 素晴らしいと思いませんか?
まぁ、賛否あるとは思います。
刀を出すなら江戸という風という手もありますので。
貨幣価値がわかりやすい
主な原因は日本の江戸期だと思いますが、作中では両替制度を多用することがあります。
これは貨幣価値がわかりやすく、どれくらいでどれと交換できるかがはっきりしていたためです。
まぁ当然ですが、貴金属などの含有量により銭の価値は変わりましたし、悪銭も昔よりは少なくなったとはいえまだあったはずです。
現在の日本のファンタジー小説の通貨の考え方は日本の江戸期を模範にしているといっても過言ではなさそうです。
とはいえ、日本も金貨、つまり小判での決済などほとんど行わなかったので、今のファンタジー小説のように無限に近い量の金貨が出てくることは考えられません。
庶民もそうですが、大口以外では銀、もしくは銅銭などがメインでしたのでそちらのほうが圧倒的に多かったと思います。
それでも上方、つまり大阪のほうでは金よりも銀をメインに扱って決済していたともいいますので、商用決済通貨は銀のほうが多かったのではないかと思います。
その時の世界の交易通貨も主流は銀だったといいます。
製鉄技術がある程度確立してきている
今と違って技術が想像しやすいと思います。
中世ではまだまだ鉄製品が追い付かず、青銅製の武器があった時代に比べれば、錬鉄や鋼などの鉄を使った武器というほうがまだ馴染みがあるはずです。
やはり技術
やはりなんといっても技術ですね。
銃に関してはフリントロックなどの火縄式が昔からありましたが、実用的な製品が出てき始めたのも近世です。
大砲に関しても試行錯誤されたものはたくさんありましたが、長く愛用されるものが出てきたりと技術革新の時代でもあったわけです。
それに鉄道関連も発達しました。
終わり
まぁまだまだ近世について調べられていないので、間違った情報はあると思います。
それについては投稿後も調べて修正していく予定です。
ただ、なぜ今の日本のファンタジー小説の舞台には近世が多いのかの結論は変わらないと思います。
なんといっても扱いやすい。
そして資料が多く、最もイメージしやすい時代である。
これに尽きると思います。
今後、中世風の物語が増えるかはわかりません。
なぜなら青銅武器を使ったといっても、「それって古代の話?」という風に現実味もなく実感がわかないからです。
そうなると、読者は終始疑問符を浮かべてしまうかもしれません。
詳しい読者なら「お、これか」みたいにわかるかもしれませんけどね。
現在では売り出し中の作家さんのほとんどは、売れ線に乗っている作品しか書かなくなりましたので、商業で見るのはなかなか難しいと思います。
著名人となった作家が書くことによって注目が集まればいいなとは思いますが……。