ゲームと小説と遊びの子狐屋じゃくまるブログ

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ゆっくり茶番劇という名称の商標登録問題

 こんにちは、じゃくまるです。

 今話題の【ゆっくり茶番劇】の商標登録について思ったことを書いてみようと思います。

 今回の件は、創作者としてまた動画投稿者として考えるべきことが多いからです。

 さて今回の問題ですが、商標登録はあまりにもおかしな出来事のように感じられます。

【ゆっくり茶番劇】を商標登録することで何がしたいのでしょうか?

 中国などが日本国内で商標取得するのを防止する? いやいや、使用料を求めている時点で営利目的なので、そのような大義名分など存在しません。

 

 またゆっくりは各種コンテンツの実況や解説などに使用されているため、何かを商標登録して制限をかけることで衰退する可能性が発生します。

 たとえば、【ゆっくり解説】や【ゆっくり実況】を商標登録できてしまったとしたら、いったいどうなるでしょうか。

 これらのコンテンツ作成者が大変困ることは明白です。

 

 今回の件に関しては、ゆっくりの大元となる【東方Project】及び【上海アリス幻樂団】の代表・主宰であるZUN氏もコメントを出すほどです。

 そもそも、ゆっくりについては音声媒体もそうですが、そこに登場するキャラクターに至るまで、さまざまな人が関わり著しく既存しない限りは自由に使用していいよと許可を出しています。

 

 ですので、ゆっくりを使用したコンテンツで商標登録をし金銭を要求するなら、当然上記の方々にこそ支払うべきものであり、商標登録者に対して支払うべきものではないと考えます。

 

 なぜなら、今回の商標登録者はそれらを開発した人ではないからです。

 

 と言いましても、これは一般的な考えかつ感情論ですので、法的に違法であると言い切ることはできません。

 なので、もともとの権利を持っている方々が今回のことに反応し、それに対して異議を申し立てることが一番だと思います。

 

 私自身は著作物で人気が出てきた場合、ある程度権利はフリーにしたいと考えていますが、今回のような方が出てきてしまったり、自作発言をされてしまった場合は扱い方を考えなければいけなくなるかもしれません。

 

 それを踏まえて考えると、こういった事象が発生してしまった関係上、ゆっくり及びそれに関わるすべての要素の使用方法について、再度決めなおさなければいけなくなるかもしれません。

 

 とはいえ今回は名称を商標登録したものなので、ゆっくりを生み出すソフトやそれらに基づいている作品を毀損するものではない可能性があります。

 

 ですので、ゆっくり実況関係者様やゆっくり解説者様、そしてゆっくり茶番劇製作者様は今後の状況を注視していただければと思います。

 

 今件がほかに飛び火し、ゆっくり自体の制限に繋がることがないように動画制作者の一人として祈ります。